Daily WINS(第4号)

WINS錦糸町に名称変更を検討?

―説得続く―

8月19日(土)、この日我々は「すみだストリートジャズフェスティバル2018」への出演を控えて、会場である錦糸町駅前(アルカキット前ステージ)へ向かっていた。
以前から事ある毎に、我々のグループ名は「JRA(日本中央競馬会)とは全く関係ない」と強く主張してきたが、WINS CardにWINS Day、最近はG1レースのファンファーレが演目に加わるなど、せっかく紛らわしくも同じつづりなのをいいことに悪ノリついで、今回この機会を利用してWINS錦糸町への潜入を企てるに至った。
題して「第1回WINS阿佐ヶ谷 持ってるヤツはダレだ!」の開催である。
ルールは簡単。馬券(但し今回は単勝のみ、3レース分とした)を買ってみて、儲かったヤツがビールを奢る! というシンプルなもの。
因みにSのさいとうと、Iのいちかわは”マジメかっ! ”の馬券購入初体験。
聞くと馬券売り場は「ガラが悪そう…」とか「煙たそう…」とか昔のイメージを引きずっているらしい。
従ってまずは、「今でこそ競馬場はデートスポットや家族連れが楽しめる場所である」との説得が必要となった。(2面に続く)
(By Nのなかむら)

13位からの、スタート

―アカペラ事始め―

私がいわゆるアカペラを初めて人前で歌ったのは、1982年全日本合唱コンクールでの神奈川県立音楽堂のステージだった。
10数名の男声合唱団で課題曲の後に歌ったのが、The Manhattan Transferの演奏で有名な「A Nightingale sang in Berkeley Square」。
音楽の才能だけは素晴らしい(笑)と言われたメンバー渾身の耳コピ楽譜で歌ったがかつてない崩壊具合で、出場団体13団体中13位という散々な結果に終わった。
翌年2度のコンサートでは、黒人霊歌や多田武彦のステージの合間に、山下達郎の「You Belong To Me」、「Alone」、「Remember Me Baby」を歌ったが、大所帯の合唱団ではやはり好みやノリを合わせるのには限界があり、アカペラ好きの有志6人のメンバーで、初めてマイクを買いミキサーを借りて練習を始めた。
1985年大倉山記念館、1987年渋谷EPICURUSで山下達郎やFour Freshmen、そしてナイロンズの曲を歌った2回のライブが本格的なアカペラの事始め。
その後所属するグループは8回変わったが、なんだかんだいまだにアカペラを続けている。
あまり人前に出る趣味は向いていないと自分では思うのだが、それでも不思議と飽きないのは、アカペラに、もしくはアカペラのベースにそれだけの魅力があるのだろうと最近は考えている。
(By Sのさいとう)

ざんねんな?!  WINS阿佐ヶ谷小事典

∮ざんねんな、練習

  • ♪ベストテイクに限って、必ず誰かの録音機が止まっている。
  • ♪ユニゾンこそ、一番練習が必要(まさか同じ音のはずが…)。
  • ♪春先は己よりも花粉症との闘い。
  • ♪因みにWINSでの花粉警報発令は毎年、民間気象会社の発表より2週間以上早い(人間観測器がある)。
  • ♪なかなか形にならない難曲に「今日はこの辺で勘弁してやる!」と捨て台詞(負けず嫌い、とも)。
  • ♪ところがしばらく放っておくと、うっかり歌えちゃうことがある(発酵?)。
  • ♪練習終盤が近づくにつれて、全員口数が少なくなっていく(疲)。

∮ざんねんな、演奏

  • ♪スウィングの曲が、盆踊りに(土着の血、騒ぎすぎ)。
  • ♪ジャズ・コーラスなのにジャズ・バンドと勘違いされ、流行の曲をその場でリクエストされる。
  • ♪曲順を忘れてしまい、全員でカンペを覗き込むの図。
  • ♪クリスマス営業では、張り付いた笑顔で目が死んでいるメンバーがいる。
  • ♪やっと歌詞を覚えたと思ったら、隣から違う子音で探りを入れられる罠。
  • ♪誰かの「あっ!」が、瞬時に横一線に伝播する恐怖。

∮ざんねんな、アウチゲ・その他

  • ♪イベントのエントリーシートに「所属」(大学・アカペラサークル)欄があって、大いにザワつく。
  • ♪そもそも人並みの協調性や社交性があったら、合唱続けてた、と思うことがある。
  • ♪最近盛り上がる話題は、どこでミスしたかよりも病気自慢。
  • ♪「変わらぬ、安定のクオリティ」…いやいや、もっとスマートに演りたいんですけど。

(By Iのいちかわ)

四差路

▼先日、金沢で開催されたアカペライベントを訪れたのだが、そのイベント内のコンテストで印象的な出来事があった。ほとんどのバンドが演奏時に、客席に向かって手拍子を煽っていた。
▼そんな中にあって私は、混声5人の学生バンド「ぽっかれもん」に心を鷲掴みにされた。彼らの演奏はといえば、失礼ながら基本的に簡単なハモりしかないし、歌がずば抜けて上手かった印象でもない。
▼ただ、自分たちのバンド・カラーを臆することなく全面に押し出してきており、結果として観るもの全てが、彼らの演奏にグイグイと惹きつけられた。だからこそ私も含めて、求められずとも手拍子をしたくなったのだと思う。
▼ひととおりコンテストを楽しんで思ったことは、演奏する側が手拍子を要求するとき、ともすると演奏する側の自己満足で終わってしまうかもしれない、ということ。手拍子を求めるのが悪いとは決して思わないが、それ自体が目的化してしまうことで「自分たちの音楽」のゴリ押し、になってはいないだろうか。
▼演奏を一緒に楽しむことができればどの曲であれ、求めなくとも客席から手拍子は沸いてくる。まずは観客に楽しんでいただき、演者自らも音楽を楽しむ…ぽっかれもんのステージはまさにそうであったのだ。
▼彼らの演奏はすばらしかったが、実はそれ以上に私の心を鷲掴みにしたものがあった。とろけるほどにやわらかく、上品な味
わいにあふれたノドグロの炙りだ。あぁ、思い出しただけで口の中が…。
(By Wのわかすぎ)

Daily WINS4 2面
Daily WINS4 2面

〔第1回〕WINS阿佐ヶ谷、持ってるヤツはダレだ?!

WINS阿佐ヶ谷、WINS錦糸町へ

(1面より)いざ、実際に足を踏み入れたWINS(※)錦糸町、そこは頭上にオッズを示すモニターが多数あったり、次のレースのパドックが写っていたり、一休みできる椅子もない。真剣勝負! の殺伐とした雰囲気が漂う空間なのであった。見渡す限り、いかにも筋金入りの”おじさん”達ばかり。
我々も年齢的には充分おじさんだから、周りに溶け込めるかと思いきや、明らかに周りから浮いている(笑)。(本番衣装の)カラフルな帽子をかぶっているが為、だけでもなさそうだ。
警備員さんからの視線が既にかなり、痛い(心の中は×春で○言い訳でいっぱい)。
勝ち馬投票券、略して馬券。
各々スポーツ紙の出走表を見て、いざマーク。
なんとそこに、あの…井崎ムツゴロウ先生(※)まで登場(憑依?)し、馬券購入のレクチャー始まる。
Sのさいとうが出走表上に発見した「アインザッツ」をはじめ、音楽用語名の馬も…いい名前だねぇ、とか「これ変な名前」などといいつつ、互いに和気あいあいと予想は終了。
で、結局キメ手は?「なんとなく閃きで、とかそんな感じで選べばいいのよ。」とムツゴロウ氏(談)…「テキトーなオヤジっ」と無礼なツッコミを入れるWのわかすぎ。そ、そんな、競馬界の大先生に対して・・・。しかし本当にテキトー過ぎるオヤジだったことは否めない。
馬券への交換は「あっけないくらい簡単だねー」とはIのいちかわ。
急に不安に襲われるNのなかむら。
これをきっかけに、WINS阿佐ヶ谷の練習や演奏以上にまさか、「WINS」に入り浸るような事態だけはいただけない。ただでさえ、いちかわの家は船橋・中山両競馬場に近いのだ。

おごるのは、誰だ?

昨年よりも遅めの演奏時間が終わる頃には全レースが終了していたので、終演後にスマホで勝敗結果を確認。
さぁ、ビールは誰がおごるんだ?

1位わかすぎ:1勝2敗(300円投資260円回収)
2位なかむら:1勝2敗(300円投資200円回収)
3位さいとう、いちかわ:0勝(300円投資0円回収)

全員マイナスじゃん!
ということでいつも通りの自腹ビールと相成りました。
今度は皆で競馬場へ行こうぜ! ビール片手に健全な競馬を見に。
(by Nのなかむら)

(※)注
●WiNS:全国のJRA(日本中央競馬会)の場外馬券売り場略称。今回我々が潜入したのが「WINS錦糸町」。
●井崎ムツゴロウ:本年3月3日のライブ「五人囃子de驢馬駱駝」に登場した、謎の競馬解説者。Nのなかむらとは密接な関係(笑)にある、らしい。
●WINS Card:WINS阿佐ヶ谷が主宰ライブを中心に配布しているポイントカード。ポイント満了でドリンク1杯サービス(WINS阿佐ヶ谷の自腹による)。
●WINS Day:WINS Cardへのポイント付与が2倍(!)になる日のこと。

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