ハラハラ、どきどきの、企画バンド・デビュー戦。
急な話だったので、今回は俺の知り合いには全く知らせていない。たまたまこのタイミングで逢う予定だった友人には知らせておいたが、ご家族の緊急事態に今朝になって来られない旨、お知らせをいただいていた。
「モチベーション下がったでしょ」と、ゆたかさんに見透かされる。
いやいや、そんなこたぁ…たとえ客席がひとりでも、歌うのがロックだぜ(今日はロックバンド違うが)。
しかし、(ウチアゲの)ビールまでが、まだまだ遠いな…(すみません、愚痴ばかり多くて)。
そもそもアカペラ教室のメンバーたちが、そろそろ発表の場を持ちたいという話から始まった今回のライブ。教室の講師*1が、日頃偉そうなことばかりいっているが本当にちゃんと歌えるのか(笑)、との「疑惑解消」企画バンドへの声をかけていただいての出演でした。なんとゆー大役。
そんなわけで偉そうにいわせてもらえば、荒削りな感じの演奏ながら、人前で歌えることが楽しくて仕方ないという、いつの間にか俺がどこかに置き忘れてきてしまった、大切な気持ちを思い出させてくれる空気と、妙なテクニックに走らない初々しさが強く印象に残った、気持ちのいいイベントでした。
で、肝心の自身の演奏はどーだったかというと…
Sentimental Gentleman from Georgia
Surfer Girl
It Don’t Mean A Thing
Brahms’ Lullaby
だから、どんなに事前に練習を積んできても「本番には悪魔が棲む」とさっき楽屋で話していたばかりだというのに!
M3のテンポ出しが速すぎちゃって、動揺が全員に伝播したまま、Bridgeで歌詞が飛ぶ…。
なにせバーバーショップ・スタイルでの演奏、マイクも集音を使うという(ビジュアルだけは)懲りようで、立ち位置がいつもより近いから、隣のメンバーの動揺が嫌でも伝わってきちゃうんだよな。
それでも俺がLeadの曲では、果敢に「攻め」の演奏を心がけてすっかりお付き合いいただいてしまった。本番いきなりだとしても思いつきで歌い方を変えるとリアルタイムでちゃんと反応を返してくれる、という「凄技」なメンバーだったもんで、ついつい演奏すること自体が楽しくなってしまい…。