この週末の関東はこの時季にしては日差しが暖かい、のはありがたいが、そうなると憂鬱な、人一倍過敏なセンサーが搭載されているメンバーふたりには既に感知されてしまった、花粉飛散。いつもなら「今日はこのくらいで勘弁してやるかっ!」なわけだが、今日はすっかり弱気な俺「今日はもう、この辺で勘弁してください…」。
いやー、実際かなり梃子摺っております新曲の仕込み練習2回目。
前回とりあえず譜読みを終えて、改めて「自習」段階でしげしげと楽譜を眺めると、アレンジャーの創意工夫の跡が…なにせ歌ってるのが4パートしかいないので、ベースもリズムを刻んでいるだけに留まらず、リードとのデュエット部分なんかも発見! ここは集団縄跳びの「お入んなさいっ」的な歌い方を心がけることにしよう(笑)。
楽譜を見ながら歌う段階の練習、というのは、お芝居でいうところの「ホン読み」段階と同じだ。
元来練習は嫌いな俺なのだが、こうやって、音程や歌詞だけでなく、メンバー全員であーだこーだアイデアを出したりイメージを共有しながら徐々に「肉付け」して、ただの「オタマジャクシ」(楽譜)が、魂の入った歌の形になっていく段取りは、実は人前で歌うことよりも楽しい時間なんじゃないかと思ったりする。
それにつけても今日は、俺とゆたかさんが妙な「刷り込み」に翻弄させられてしまった一日だった。違う曲でありがちなリフを頭のどこかが強烈に記憶しちゃっていたらしく、つい口をついて出てきてしまう、が当然、今日の楽譜とはパターンが違う。
前回の譜読み練習では、さすがに自分の音を維持するのが精一杯だったが。
正しい音を憶えてしまおうと、道中MIDIを繰り返し聞いてきたわけだが、1曲通して聴いていると自分なりに「ここ、シビレルぅ」というコードが何箇所かあって、こういう自分の感覚(嗜好)は信じるようにしている。
今日はリードというよりは、そういう箇所できっちりとハモりたいな、ということで、自分なりに歌い方にメリハリ、というかリードとコーラス部分で声のトーンを大きく変えるように心がけてみた。
さて、次回の練習テーマは、「感情を込めて歌う」です(ホントかよ)。